いよいよ共通テストが目の前に迫り、『予想問題パック』はどれをやるべきか、
どの程度のレベル設定なのか、いつやるべきなのか・・・などの質問が多くなってきました。
その中でもメインになる3つの予備校から出版されている『予想問題パック』を徹底的に比較し、
使い方や直前期の勉強方法を解説していきます。
まだ 『予想問題パック』 は早いなぁ・・・。
もう少し共通テスト形式の問題を解き慣れたいなぁ・・・という人は各予備校から出版されている
予想問題集がオススメです。
■予備校別 共通テスト形式問題集のレベルと使うべき人
『予想問題パック』ではなく、昨年の模試をベースにした予想問題集の使い分けに関しては
こちらのページでまとめています。
3つの予備校とも『共通テストに対応』
それぞれの予想問題パックの特徴を簡単にまとめると・・・
- 河合塾 センター試験の比較的簡単なレベルに相当する共通テストパック
- 駿台 標準的なレベル設定での共通テストパック
- Z会 予想よりもやや難レベルの共通テストパック
目標大学や目指している得点率によって活用するパックのレベルを調整するのがいいと思います。
■55~65% を目標とする人 ・・・ 河合塾のパック
■65~75% を目標とする人 ・・・ 駿台のパック
■80~85% を目標とする人 ・・・ Z会のパック
Z会のパックが解説が詳しく(特にリーディング)なっているので、結果を気にせずに
解いてみて、じっくりと解説を読むという使い方もありだと思います。
それぞれの難易度はどうか?
問題難易度もそれぞれ特徴的で、センター試験時代の常識は・・・
河合塾 < 駿台 << Z会 でZ会の予想問題パックは医学部や東大、京大を目指す
一部の受験生だけが暇つぶしに解く問題集というイメージだと思います。
ですが、共通テスト時代になって難易度設定は少し状況が異なっています。
こちらも簡単にまとめますと・・・
- 河合塾 英数国は共通テスト基準でも簡単。理社は良問で是非解いて欲しい。
- 駿台 共通テストの標準的なレベル。全受験生に解いておいて欲しい。
- Z会 緑パック=難しいを覆す、共通テストらしい良問と優秀な解説。
難易度の設定は、難化をイメージしたレベル。
つまり、問題の難易度という点からは駿台の問題パックが優秀と言えます。
但し、共通テストの問題レベルが安定していないので、難化想定としてZ会のパックも
やっておくことをオススメします。
この河合塾のパックの使い道は『センター試験の過去問演習から共通テストへ切り替える』という
目的で橋渡し的な役割で活用するのがオススメです。


全予想問題パックの詳細な分析
これとは別の記事でそれぞれの予想問題パックの細かな分析をしています。
是非、合わせてご覧ください。
まとめ
レベルが安定しない共通テストですので、対策に対して誰も正しい答えは持っていません。
ですが、試行調査や問題作成方針から各予備校が作成した予想問題は有効に活用しましょう。
基礎基本の抜けないか、きちんと思考して問題を解けているか、
長いリード文から必要な部分をピックアップできているかなど、チェックする項目は
たくさんあります。
予想問題パックは解いて終わりではありません。
その後の復習や、課題の分析こそ最も重要な勉強です。
第一志望校合格を目指して、やれることをすべてやりきりましょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。
コメント
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