大学入学共通テスト:新型コロナウイルス感染症感への対応

教育(大学入試)
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大学入試センターから「受験上の注意」がHPにアップされました。

ここには具体的な新型コロナウイルス感染症感染予防対策と、濃厚接触者の扱い、試験当日に
健康上の問題が発生した時の対応などがまとめられています。

その中から、「濃厚接触者の扱い」「試験当日の体調不良時の対応」「感染予防策」を
ピックアップしてまとめていきます。

大学入試センターの、柔軟で受験生に寄り添った対応をしようという思いが見て取れます。
もしものときに動揺しないよう、それぞれの対応を知っておいてください。

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①濃厚接触者の扱いについて

濃厚接触者になっても 無症状であれば以下の要件を全て満たしている場合は
受験が認められます。

~受験上の注意には以下のように記載されています~
濃厚接触者は無症状なら、以下のア~エの要件を全て満たしている場合は受験が認められます。
受験を希望する場合には、試験前日の午前10時までに、受験票に記載されている
「問い合わせ大学」に電話連絡してください。

なお、要件を一つでも満たさない場合は受験できません追試験の受験を申請してください。

ア)初期スクリーニング(自治体によるPCR検査又は検疫所における抗原定量検査)の結果、
  陰性であること
  ※一般のクリニック等での検査では受験要件を満たしません
  ※検査結果が判明するまでは受験できないため、追試験の受験を申請してください。

イ)受験当日も無症状であること

ウ)公共の交通機関(電車、バス、タクシー、航空機(国内線)、旅客船等)を利用せず、
  かつ、人が密集する場所を避けて試験場に行くこと

エ)終日、別室で受験すること

注)「問い合わせ大学」にまず電話連絡した上で、以下の事項について志願者本人が
  自署した書面をファックス・メール等で提出する必要があります。

 ・試験場コード及び受験番号 ・氏名及び緊急連絡先
 ・濃厚接触者に該当すると判断した保健所の名称
 ・保健所から濃厚接触者に該当すると連絡があった日
 ・保健所から健康観察期間として不要不急の外出を控えるよう指示されている期間
 ・保健所によるPCR検査の結果又は検疫所による抗原定量検査の結果
  (一般のクリニック等での検査では受験要件を満たしません)

全員が濃厚接触者、もしくは罹患者となる可能性は大いにあります。
その時に焦るのではなく、どう対応するべきかをしっかりと頭に入れておきましょう。

ポイント濃厚接触者でも無症状、かつ全ての要件を満たしていれば受験できる

②試験当日の体調不良時の対応

試験当日に発熱・咳等の症状があるなど、体調が万全でない場合は、
無理に受験をせず追試験の受験を申請するよう推奨されています。

特に下記の「健康状態チェックリスト」の確認項目のうち、
『A欄で1項目以上またはB欄で2項目以上該当する場合』は、他の受験生や監督者等の
安全確保のため、受験できません。

よって、追試験の受験を申請することになります。

■健康状態チェックリスト

試験場に到着してから発熱・咳等の症状が出た場合は休養室等で医師等により
上記の「健康状態チェックリスト」に基づき症状等を確認後、追試験を受験申請することになる
場合もありますので、監督者や試験場の担当者に申し出て、指示に従うようにしてください。

試験時間中に、明らかに激しい咳を何度もしているなど、他の受験者に影響があると監督者が
判断した場合には、咳をしている受験者の受験を中断して休養室等へ移動してもらい、
症状等の確認後、追試験を受験申請することになる場合もあります。

~追試験の受験許可単位~
原則として2日分または1日分の教科・科目が受験許可単位です。
ただし、1日目または2日目に1つの教科・科目でも受験した場合は、体調不良等の
申告をした時点で終了していない試験時間以降の教科・科目が受験許可単位
となります。

体調不良等を申し出た時点で終了していない教科・科目単位での受験申請が可能

③追試験の受験申請の仕方

申請する場合は、あらかじめ受験票に記載されている「問い合わせ大学」に電話連絡する。
受験許可の単位は上記の通り。

~疾病・負傷の場合 ※試験場での発熱・咳等の症状が出た場合も含む~
受験票に記載されている「問い合わせ大学」において、下記の申請受付時間内に限り
追試験の受験を申請することができます。
申請受付時間経過後は、いかなる理由があっても追試験の受験を申請することはできません。

【申請受付時間】
・1月12日から15日まで 9:00~17:00
・1日目(1月16日)   7:30~18:10
・2日目(1月17日)   7:30~17:50
※2日目に、1日目分の追試験の受験を申請することはできません。

【申請方法】
・本人か代理人が「問い合わせ大学」に電話連絡した上で、申請受付時間内に「受験票」と
「医師の診断書」(治療期間が明記されたもの)を「問い合わせ大学」に持参し、
 申請する。許可されると、追試験受験許可書が交付される。
・申請受付時間内に本人または代理人が「問い合わせ大学」に行けない場合は、
 申請受付時間内に疾病・負傷の状況を「問い合わせ大学」に電話連絡し指示を受ける。
・試験場に到着してから発熱・咳等の症状が出た場合は、監督者や試験場の担当者に
 申し出て、指示に従う。

~試験場に向かう途中の事故またはやむを得ない事由による場合~
【申請受付時間】
■試験当日、試験場に向かう途中で事故にあった場合または交通機関の
 遅延・予定外の運休にあった場合
 ⇒ その日の試験終了時刻まで

■やむを得ない事由がある場合
 やむを得ない事由の例:両親または親族の危篤・死亡、自宅の火災、
            濃厚接触者ですでに述べた要件を満たしていない者

・1月12日から15日まで 9:00~17:00
・1日目(1月16日)   7:30~18:10
・2日目(1月17日)   7:30~17:50

【申請方法】
・本人か代理人が「問い合わせ大学」に電話連絡した上で、申請受付時間内に「受験票」と
「事故または事由が確認できる証明書等」を「問い合わせ大学」に持参し、申請する。
 許可されると、追試験受験許可書が交付される。
・申請受付時間内に本人または代理人が「問い合わせ大学」に行けない場合は、
 申請受付時間内に事故等の状況を「問い合わせ大学」に電話連絡し指示を受ける。

④試験当日の感染予防策

・許可のない保護者等の入場は禁止
 ※許可は、受験上の配慮として付添者の同伴を許可された場合に限ります。

マスクを持参し試験場内では常にマスクの正しい着用が義務付けられます。
 フェイスシールド又はマウスシールドの着用のみでは、受験することができません。
 ※受験上の配慮申請を行わず試験当日に申し出た場合、マウス着用せずに受験は
  できないため、追試験の受験を申請することになります。

・入退室を行うごとに手指消毒を行うよう指示されます。

・休憩時間等は、他者との会話、交流、接触を極力控えるとともに、試験室内では
 自席以外に座らないよう指示されます。

・昼食は、試験場の食堂等が開放されていないため、各自持参の上、自席で食事を
 とります。昼食時は、マスクを着用していないことから、他社との会話、交流、
 接触は特に控える必要があります。
 また、食事をとり終えた後は、速やかにマスクを着用しましょう。

試験室内の換気のため窓の開放等を行う時間帯があるため、
 上着などを持参した方が賢明です。

とくにマスクの着用は学校等が、冬休みに入り自宅で勉強をしている人は注意が必要です。
自宅ではマスクをせずに学習する癖がついていると息苦しかったり、集中力が落ちたりと
不本意な結果になる可能性があります。

自宅学習においても、常に本番を意識して勉強するようにしましょう。

あと、大学の教室は大きな教室が多く、もともと教室内の寒暖差が大きいです。
それに加えて、定期的な換気となれば極端に『寒い場所』と『暑い場所』が出来ても
不思議ではないです。
その対策として、簡単に脱いだり、着たりできる服装の工夫をしておきましょう
※分厚いもの1枚ではなく、薄めのもの2枚という感覚です

試験終了後2週間以内に新型コロナウイルス感染症に罹患したことが判明した場合は、
受験票に記載されている「問い合わせ大学」に連絡してください。

まとめ

何事も自分には関係がないと思わず、しっかりと理解しておくことが肝心です。
ただ、どうしても勉強時間が惜しい・・・という場合は、素直に親を頼りましょう。

人生経験の豊富な保護者さまが、しっかりと読み込んでおけば、ある程度のケースには
対応できると思います。

もちろん、わかりにくい部分は学校の先生や予備校の先生を頼りましょう。
初めての部分は誰しもありますが、調べることも問い合わせることも可能です。

万全の準備を整えて、大学入学共通テストを大成功で突破しましょう!

以上、お読みいただきありがとうございました。

コメント

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