2021年 国公立大学 医学部医学科 後期【科目・定員など】

教育(大学入試)
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国公立大学の医学部医学科を目指す人にとって、どの大学に出願するかは死活問題です。

その判断で合否が分かれることも珍しくありません。

とはいえ前期入試に関しては、大学入学共通テストの結果があまりにも悪いということが
ない限りは第一志望大学に出願するという人が多いと思います。

が、後期入試に関してはどうでしょうか???
正直、あまり調べられていないという人が大半でしょう。

今回は、この国公立大学の後期入試に関して定員や共通テストの満点、個別学力試験の
配点・科目をまとめていきます。

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 後期入試の難しさ と 大まかな出願傾向

国公立大学の医学部 後期入試の難易度が高いことは周知の事実かと思いますが、
その理由としては『募集定員がめちゃくちゃ少ない』からです。
※そもそも後期入試を実施している大学も少ないという側面もありますが・・・

当然、倍率も10倍を超えて20倍以上という大学も珍しくありません。

それ故に、後期入試の出願はワンランク下げて行うことがセオリーとなります。
加えて注意をしないといけないのは、大学入学共通テストと個別学力試験の点数配分です。

そして、個別学力試験の入試科目がどうなっているのかという点です。

後期入試を行うほとんどの大学で大学入学共通テストを重視し、個別学力試験は面接と
小論文となっています。大学側も優秀な学生を採りたい訳ですから、大学入学共通テストを
優先するのは当然です。
理由としては、文理バランスよく高得点を取れるということは、早くから受験の準備した上で、
ケアレスミスを許さない勉強(相応の演習量)を積んできたということです。
※ギリギリの計画しか立てられないケアレスミスを連発する医者って嫌でしょってこと笑

もちろん後期入試を行う大学の中でも個別学力試験を重視し、
英数理のテストを課す大学もあります。

こういった大学を志望する生徒は 旧帝大医学部を第一志望とし、
圧倒的な学力で他を蹂躙してきた生徒
たちです。

いわゆるその世代のトップ生・・・彼らが好むのは大学入学共通テストでもなく、
小論文でもなく、学力試験一択です。※少しオーバーな表現ですが・・・

つまり、大学入学共通テストを失敗し・・・後期入試で大逆転をかけて、こういった類の
大学を志望するということがいかに愚策か
ということです。

国公立大学の医学部を目指すうえで、大学入学共通テストを失敗したら、もう今年の
受験資格はないのだと、どこかで折り合いをつける必要があります。
※もちろん合格可能性を手繰り寄せる方法はありますが、それは前期入試の話です。

 大学別 定員・配点・科目

国公立大学 医学部の後期入試に関して実施予定の大学別に定員、大学入学共通テストの満点、
個別学力試験の科目と満点を下記にまとめます。

大学名定員共通テスト
満点
     個別学力試験 科目&満点
旭川医科大学8名600点英200点 面接50点
秋田大学20名700点面接200点 小論文100点
山形大学15名900点面接100点
千葉大学20名450点英語300点 数学300点 理科(2)300点
面接100点
東京医科歯科大学10名500点面接100点 小論文100点
富山大学20名1200点 面接 と 小論文 合計350点
福井大学25名450点面接120点 小論文100点
山梨大学90名1100点数学600点 理科(2)600点 面接
岐阜大学25名400点英語400点 数学400点 理科(2)400点
面接
浜松医科大学15名900点面接250点 面接100点
名古屋大学5名900点面接
三重大学10名600点面接100点 小論文200点
山口大学10名900点面接200点 小論文300点
佐賀大学10名630点面接180点 調査書100点
宮崎大学20名900点英語150点 化学150点 面接
鹿児島大学23名900点面接120点 小論文200点
琉球大学25名1000点面接200点 小論文100点
奈良県立医科大学53名300点英語225点 数学225点 理科(2)450点
面接 
2021年度 大学別 定員・配点・科目

小論文が入試科目にある人は早めの対策を心がけましょう。
私立大学でも小論文は課されますので、学校の先生に添削してもらうもよしですが・・・
医学部の場合は専門の塾・予備校を活用するのも手だと思います。

当然、面接も前期入試から実施されるので合わせて対策してはどうでしょうか。

 まとめ ~国公立大学 医学部 後期入試~

・定員が少なく高倍率の入試
・大学入学共通テストの比率が高く、小論文・面接と差のつきにくい入試
・個別学力試験を重視する大学は極めてハイレベル入試

今年は初めての大学入学共通テストで、ボーダーラインがわかりにくいというのは事実です。
ゆえに、後期入試に関しても決め手に欠けるという人もいると思います。

ですが、少なくとも国公立大学 医学部に手が届く層の模試結果などをみると・・・
センター試験の時と大して差はありません。

大学入学共通テストになって、ボーダーが10%近く落ちるなど、いろいろな噂を聞きますが
耳触りの良い情報だけを鵜呑みにして妥協することがないように注意し、可能な限りの高得点を
目指して最後まで努力してほしいと思います。

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