共通テスト:リサーチでC判定どう出願するか~変更か挑戦か~

教育
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初めての大学入試共通テストが終わり、国公立大学の出願先をどうしようかという相談が
多くなってきました。

一番多いのは『C判定』で出願するべきですか?という質問です。

最後は親でも、学校の先生でも、塾・予備校の先生でもなく自分で決める必要があります。
が、ひとつの考え方を示しますので参考になれば幸いです。

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 共通テストの難易度はどうだったのか?

センター試験に比べて難しくなると予想されていた共通テストですが、
その難易度はどうだったのでしょうか。

まだ平均点が出ていないので明言はできませんが、1日目の文系科目はセンター試験よりも
難しかったと感じます。※英語R・L、国語の古文、地歴全般・・・

ただ、2日目の理系科目が従来のセンター試験と比較して、そこまで難化しなかったと感じます。
実際に数・理で大きなミスをした生徒をそこまで多く見ていません。

このことから予想されることは・・・

国公立大学の文系志望者は、昨年と大差ない点数分布になるのではないかということ
 理由は、差の出やすい数学(特にⅡB)がそこまで難しくなかったからです。

②国公立大学の理系志望は、昨年よりも合計点数は下がっているんではないかということ
 理由は、1日目の難化(特に古文と地理が難しかったことが大きい)したから。
 ですが、この二つは多くの理系志望者に共通するので全体の順位として大きな影響を
 与えないのではないかと考えられます。

③国公立大学の医学部志望者は、昨年よりも飛び抜けた人が少なくA~B判定上位に集中する
 のではないかということ。

 理由は②と同じで同じような失点をしている人が多いと予想されるからです。

 バンザイシステムの判定を昨年と比較する

【国立大学 文系】
大阪大学 経済学部 経済・経営
2021年度共通テストリサーチ(300点満点)
A判定 261 B判定 253 C判定 245 D判定 237
※ボーダー得点 249
昨年は 濃厚 261 ボーダー 249 注意 237

神戸大学 経済学部 経済(総合)
2021年度共通テストリサーチ(400点満点)
A判定 336 B判定 325 C判定 315 D判定 304
※ボーダー得点 320
昨年は 濃厚 332 ボーダー 320 注意 304

ほぼ昨年と変わらない判定基準とボーダー。
文系は共通テストを強く意識せず、昨年までの戦い方を踏襲できる。
つまり、学校の先生や塾・予備校の先生の経験を上手く使えるといえる。

【国立大学 理系】
京都大学 医学部 医学科
2021年度共通テストリサーチ(250点満点)
A判定 238 B判定 229 C判定 222 D判定 215
※ボーダー得点 225
昨年は 濃厚 238 ボーダー 228 注意 220

大阪大学 医学部 医学科
2021年度共通テストリサーチ(500点満点)
A判定 465 B判定 452 C判定 437 D判定 420
※ボーダー得点 445
昨年は 濃厚 470 ボーダー 450 注意 425

奈良県立医科大学 医学部 医学科(後期)
2021年度共通テストリサーチ(900点満点)
A判定 828 B判定 804 C判定 780 D判定 756
※ボーダー得点 792
昨年は 濃厚 837 ボーダー 810 注意 774

A判定ラインもボーダーラインも昨年より下がっている印象。
人数の分布を見るとAライン付近~B判定の上位に人が集まっている。
つまりA判定でも周りとの差が小さいと予想されるので、油断できない

 C判定の場合はどう出願を考えるのか

【国公立大学 文系志望者の場合】
昨年とほぼ同じような状況だと予想されるので、昨年の合格最低点が目安になります。

文系の科目は逆転しにくい科目ばかりなので、今までの模試や過去問の出来具合で合格最低点に
届くと自信を持てるかどうかが出願の分かれ目
になります。

例えば、大阪大学 経済学部 経済・経営 のC配点を考えると・・・
昨年の合格最低点は 468.52/600 だったので、470点を目標とします。

共通テストがCラインの245点だった場合に、二次試験では225点/300点を
少なくとも得点する必要があります。

もちろん二次試験も難易度の上下があるので、昨年の問題を解いてみた感触が大事です。
※この例だと二次試験の得点率は75%なので大阪大学にしてはかなり高い年度と言えます
 (概ね55~60%が標準的な目標得点率)

この得点を取れるイメージが出来ないなら志望大学を下げる判断をする。
希望的観測ではなく、一ヶ月でなんとかなるイメージが持てるかどうかが大事です。

【国公立大学 理系志望者】
医学部医学科志望者は共通テストの点数はAライン付近で団子状態になっており、
飛び抜けて共通テストで高得点を取っている人は少ないことを前提に考える。

二次試験の点数比率が大きい大学を志望しており、二次試験の方に自信があるなら
出願を前提に考える。

例えば大阪大学 医学部医学科 なら共通テストがCラインの437点だった場合に、
Aラインから28点離れているが、二次試験のわずか2%弱に過ぎない。

とはいえ合格最低点でも二次試験の得点率が70%近くになる学科で2%をわずかと言える
自信があれば・・・という話である。

一般的な理系学部の場合は、C判定の中でも上位なら一考の価値はある。
だが、D判定に近いC判定の場合は志望校変更を検討したほうが賢明と言える。

国語と社会の失敗が原因で不本意な共通テストリサーチ結果であった上で
過去問を解いた感触でも二次試験で十分に戦えるなら出願を検討してもいい。
※共通テストの数理が不本意な点数であった場合は根本的に学力不足なので志望校変更
 おそらく記述形式なら出来るというのは幻想。都合のいい部分しか見ていない可能性がある。

 まとめ

わずか一ヶ月で夢のような学力の上昇はありません。

まだまだ伸びると思いますが、合格に必要な二次試験の点数を計算した時に、
『どうやってこの点数を取るのか』が明確にならない場合は志望変更を検討すべきです。

例えば、数学であと10点、物理であと10点伸ばせば合格できる!というのは妄想です。

数学で頻出かつ失点率が高いベクトルを完答できるように訓練して10点上げる。
あと、学習の不十分な電磁気、とくに電磁誘導の問題を集中的に演習することと、
熱力学が疎かになっているのでその演習。完答は出来なくても合計で8~10点は上げれる。

こういった志望大学の出題傾向と自分の現状を比較し、残りの時間を使って実現可能かどうかを
考えること
が大事です。

もちろん、それ以外の科目もキープもしくは微増が必要でしょうから、ターゲット科目ばかりに
時間をかけていいわけでもありません。

最後は自分で決めるのです。

行きたい!チャレンジしたい!も大事ですが、その前に十分に勝ち筋があるか検討しましょう。
気合根性で合格できるほど、今の大学入試は甘くないのです。

この記事を読んでくれた人は、このまま出願するべきかを悩んでいる人だと思います。
悩む前に自己分析。具体的に頭を動かすことだ大事。悩んでも何も解決しません。
戦えるかどうか、どう戦うかを検討して出願するかどうかの答えを出してください。

将来を決める選択だからこそ、悔いの残らないように。
検討を祈っています。

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