共通テスト2022:リサーチでC判定どう出願するか~変更か挑戦か~

教育(大学入試)
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大学入試共通テストが予想通りの【難化】で終わり、国公立大学の出願先をどうしようかという相談が多くなってきました。

一番多いのは『C判定』で出願するべきですか?という質問です。

最後は親でも、学校の先生でも、塾・予備校の先生でもなく自分で決める必要があります。
が、ひとつの考え方を示しますので参考になれば幸いです。

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 共通テストの難易度はどうだったのか?

『2年目のジンクス』が叫ばれた2022年度 共通テストですが、
その難易度はどうだったのでしょうか。

まだ平均点は中間集計しか出ていないので明言はできませんが、1日目は地歴(とくに日本史)が
共通テストらしい思考力を問う問題になっていたことの影響は大きいと思います。
※国語がそこまで荒れなかった(古文は・・・ね)のが受験生にはプラスでした。

ただ、2日目が昨年と比較して難化(いやセンター時代でもここまでの数学は・・・)
数学ⅠAと数学ⅡBの難化は平均点にも大きな影響を与えたと思われます。
あとは化学。数学もですが、分野が複合され一筋縄ではいきませんでした。

このことから予想されることは・・・

全体的に5~7%程度は昨年のボーダーよりも下がるのではないかということ
 理由は、文理関係なく数学が破綻しているという事実。
 そして、地歴・理科も昨年よりは解きにくかったのではないかという事実。

共通テスト比率が小さい、難関大学志望者は出願をためらわないのではないかということ
 理由は、全体的に点数が沈んでいるので『二次試験勝負』であることは明らかだからです。
 ですが、今回の共通テストでどちらの数学も70点を下回っていたり、理科も同様に
 70点を切っている状態であれば、そもそも旧帝大等の難関大学での勝負は難しいでしょう。
 まぁ、出願は個人の自由ですが・・・。

③国公立大学の医学部志望者は、900点中 700点を切ってもまだまだ勝負できる大学がある
 のではないかということ。

 理由は①と同じで、『全体的に下がっている』からです。悲観するまえに分析です。

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 バンザイシステムの判定を昨年と比較する

【国立大学 文系】
大阪大学 経済学部 経済・経営
2022年度共通テストリサーチ(300点満点)
A判定 240 B判定 230 C判定 219 D判定 207
※ボーダー得点 225
昨年は  A判定 261 B判定 253 C判定 245 D判定 237
※ボーダー得点  249

神戸大学 経済学部 経済(総合)
2022年度共通テストリサーチ(400点満点)
A判定 308 B判定 297 C判定 285 D判定 272
※ボーダー得点 292
昨年は  A判定 336 B判定 325 C判定 315 D判定 304
※ボーダー得点  
320

昨年から判定基準とボーダーは『7%程度のダウン』
二次試験勝負の 京都大学 法学部も『8%ダウン』している事実を加えて考えてみると・・・
文系は『全体的にダウンしている』ということが言えると思います。
つまり、リサーチの結果を疑うのではなく、そのまま受け入れて出願校を決めればいい
ということです。

【国立大学 理系】
京都大学 医学部 医学科
2022年度共通テストリサーチ(250点満点)
A判定 230 B判定 219 C判定 210 D判定 203
※ボーダー得点 213
昨年は  A判定 238 B判定 229 C判定 222 D判定 215
※ボーダー得点  225

大阪大学 医学部 医学科
2022年度共通テストリサーチ(500点満点)
A判定 445 B判定 428 C判定 412 D判定 395
※ボーダー得点 420
昨年は  A判定 465 B判定 452 C判定 437 D判定 420
※ボーダー得点  445

奈良県立医科大学 医学部 医学科(後期)
2022年度共通テストリサーチ(900点満点)
A判定 792 B判定 768 C判定 744 D判定 720
※ボーダー得点 756
昨年は  A判定 828 B判定 804 C判定 780 D判定 756
※ボーダー得点  792

昨年から判定基準とボーダーは『5%程度のダウン』
理系最難関といわれる医学部医学科においても、全体的に5%程度のダウンとなっています。
ただし、A判定は3~4%程度のダウンとなっています。
このことから、最上位は変わらず存在しているということでしょう。

 C判定の場合はどう出願を考えるのか

【国公立大学 文系志望者の場合】
昨年から7%程度ダウンと予想されるので、そこを加味して目安を算出します。

文系の科目は逆転しにくい科目ばかりなので、今までの模試や過去問の出来具合で合格最低点に
届くと自信を持てるかどうかが出願の分かれ目
になります。

例えば、大阪大学 経済学部 経済・経営 のC配点を考えると・・・
昨年の合格最低点は 409.64/600 だったので、410点を目標とします。

共通テストの結果がCラインの219点だった場合、ここに7%を加味した『234.33点』を
上記の目標点数から引いた 175.67点/300点 を二次試験では少なくとも得点する必要が
あります(概ね6割目標ですね)

もちろん二次試験も難易度の上下があるので、昨年の問題を解いてみた感触が大事です。
※この例だと二次試験の得点率は60%なので大阪大学では例年並みの目標値といえます
 (概ね55~60%が標準的な目標得点率)

この得点を取れるイメージが出来ないなら志望大学を下げる判断をする。
希望的観測ではなく、一ヶ月でなんとかなるイメージが持てるかどうかが大事です。

【国公立大学 理系志願者の場合】
医学部医学科志望者は共通テストの点数はAライン付近が若干団子状態になっているが、
ある程度はまんべんなく分布していることを前提に考える。

二次試験の点数比率が大きい大学を志望しており、二次試験の方に自信があるなら
出願を前提に考える。

例えば大阪大学 医学部医学科 なら共通テストがCラインの412点だった場合に、
Aラインから33点離れているが、二次試験のわずか 2.2%に過ぎない。

とはいえ合格最低点でも二次試験の得点率が70%近くになる学科で2%をわずかと言える
自信があれば・・・という話である。

一般的な理系学部の場合は、C判定の中でも上位なら一考の価値はある。
だが、D判定に近いC判定の場合は志望校変更を検討したほうが賢明と言える。

旧帝大や神戸大学などの難関大志望者で、共通テストの数学ⅠA・ⅡB・理科で70点を
下回る科目がある場合は『志望校変更を検討した方がいい』
※共通テストの数理が難しかったといえ、70点未満は根本的に学力不足。
 おそらく記述形式なら出来るというのは幻想。都合のいい部分しか見ていない可能性がある。

 まとめ

わずか一ヶ月で夢のような学力の上昇はありません。

まだまだ伸びると思いますが、合格に必要な二次試験の点数を計算した時に、
『どうやってこの点数を取るのか』が明確にならない場合は志望変更を検討すべきです。

例えば、数学であと10点、物理であと10点伸ばせば合格できる!というのは妄想です。

数学で頻出かつ失点率が高いベクトルを完答できるように訓練して10点上げる。
あと、学習の不十分な電磁気、とくに電磁誘導の問題を集中的に演習することと、
熱力学が疎かになっているのでその演習。完答は出来なくても合計で8~10点は上げれる。

こういった志望大学の出題傾向と自分の現状を比較し、残りの時間を使って実現可能かどうかを
考えること
が大事です。

もちろん、それ以外の科目もキープもしくは微増が必要でしょうから、ターゲット科目ばかりに
時間をかけていいわけでもありません。

最後は自分で決めるのです。

行きたい!チャレンジしたい!も大事ですが、その前に十分に勝ち筋があるか検討しましょう。
気合根性で合格できるほど、今の大学入試は甘くないのです。

この記事を読んでくれた人は、このまま出願するべきかを悩んでいる人だと思います。
悩む前に自己分析。具体的に頭を動かすことだ大事。悩んでも何も解決しません。
戦えるかどうか、どう戦うかを検討して出願するかどうかの答えを出してください。

将来を決める選択だからこそ、悔いの残らないように。
検討を祈っています。

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