- 『試験中って何を机に出していいの?』
- 『試験場って時計はついているの?』
- 『休憩時間ってどう過ごすのがいいんだろう』
大学入学共通テストの本番で注意して欲しいことは、大きく分けると7つあります。
■新型コロナウイルス感染症の感染予防策
■試験中に机の上に出していいもの
■意外に見落とす『時計』の注意点
■携帯・スマホは持って行ってもいいの?
■試験中の注意してほしいこと
■休み時間の使い方
■共通テストが終わってからの注意点
現役生にとっては当然、初めての大学入学共通テストです。
不安や緊張は『未知であり、経験がない』から生じるわけです。
ですので、今回の記事は『過去にあった事例から学び、あなたにあった準備を整える』ことを
目標にまとめてみました。
頑張っているからこそ、実力を出し切るための準備をしていきましょう。
大学入学共通テストの受験票が届いて、写真票などの確認・準備がまだの人は
こちらの記事を参考にきちんとチェックと準備をしておきましょう。
当然、国公立大学の出願や共通テスト利用の出願に必要な成績請求票も確認して、
保管しておく必要があります。
新型コロナウイルス感染症の感染予防策
・濃厚接触者でも無症状、かつ全ての要件を満たしていれば受験は可能です。
※満たすべき要件は受験上の注意を参照
※大学入試センターのホームページで最新の情報を確認できます

・受験当日に発熱・咳などの症状があり、体調が万全でない場合は試験監督者に申し出て指示に
従うこと。医師による確認後、追試験の受験申請となる場合があります。
・試験場内では常にマスク(不織布マスクを推奨)の着用が義務付けられます。
・昼食時はマスクを着用しないので、他の受験生との会話は特に控える必要があります。
試験中に机の上に出していいもの
意外かもしれませんが、試験中は机の上に筆箱を出すことはできません。
では、受験上の注意に書かれている机の上に出していいものは・・・
・受験票・写真票・鉛筆・鉛筆キャップ・消しゴム・鉛筆削り・時計・眼鏡・ハンカチ・目薬
ティッシュペーパー(中身のみ)・シャープペンシル(メモや計算に使用する場合のみ使用可)
⇒ シャーペンでマークをすると、読み取らない恐れがあるので使用しないこと
ちなみに 鉛筆の硬さはH・F・HBと指定 されています。
※当然、格言などが印刷されているものは使えません。
持っていく 鉛筆の本数は『6本』がオススメです。
理由としては、試験中に3本出しておけば・・・落とす、折れるに十分対応できるはずです。
で、残りの3本は予備。
あと、普段から耳栓をして勉強している人は、試験中に耳栓が使用できませんので注意してください。耳栓がないと集中できない癖がついている人は要注意です。

意外に見落とす『時計』の注意点
共通テストで命取りになるのが、【時計を忘れてしまうこと】でしょう。
制限時間が厳しく、人によっては大問ごと時間を設定して作戦を立てている人もいると思います。
これは試験場になる大学にもよりますが、多くの教室では時計が設置されていないことの方が多いので、時計を忘れていないか何度もチェックしましょう。
※とくに国公立大学が試験会場の人は要注意です。
ちなみに、時計として使えないものも受験上の注意に掲載されています。しっかりと目を通しておきましょう。
~時計としてしようできないもの~
①辞書、電卓、端末等の機能があるもの
②上記機能の有無が判別しづらいもの
③秒針音のするもの
④キッチンタイマー
⑤大型の置時計
この中で一番危険なのはキッチンタイマーですね。
100均で買ったキッチンタイマーで勉強している人、結構多いですよね。
一番いいのは、残り時間が分かりやすいアナログ時計です。
電池切れ対策として自分の時計だけでなく、予備を家族から借りておくことをオススメします。
※家族が普段使っているものがいいです。お父さんの機械式時計が最高です。
携帯・スマホは持って行ってもいいの?
携帯電話・スマートフォンは当然、連絡手段として持って行っても大丈夫です。
ただし、『試験場では必ずアラームを解除し、電源を切ってカバン等にしまうこと』と受験上の注意に記載があります。
かばん等にしまわず、身に着けていたり、手に持っていたりすると不正行為とみなされる場合があります。
あと、カバンの中でアラームが鳴って試験監督にカバンを持ち出されたなんて話も聞きます。
これ、自分がやっちゃうと精神面がボロボロになって入試どころじゃないですよね。
だから、休憩中に使っても試験場に戻ったら電源オフを意識しましょう。
試験中の注意してほしいこと
①問題用紙に必ず自分の答えを “わかるように” 残しておきましょう
自己採点で出願先を決めるのに 『これは・・・2かな・・・?』はなしにしましょうね。
②時間配分を常に確認しよう
傾向や難易度が大きく変わることもありますが、その1点にフォーカスせずに問題全体を見渡して、『難しいと感じる問題を捨てる』という判断もできるように練習しておきましょう。
何がいつもの練習と違うのかを把握して大きな事故を起こさないことが大事です。
③マークシートを塗るルールを変えない(これは本当に大事)
マークを1問1問塗る、大問ごと塗るなど自分のルールでマークシートを塗っていると思います。
そのルールを絶対に変えてはいけません。なぜなら、それが【マークミスの温床】だからです。
本番は練習通りに・・・学校の先生が直前に口酸っぱく言うことは真理なのです。
だからこそ、直前期はマークシートを使って問題演習をしないといけません(鉛筆もね)
※さらに自分のマークミスパターンも把握できていると心強いです。例えば、数学の分数で間違う、記号がはいるとダブルマークをしてしまう、大問ごとマークを転記するときにミスが多いなど。わかっていれば注意できます。何事もボンヤリ解かないことが大事です※
まさに、彼を知り己を知れば百戦殆からず です。
④選択科目のマークに注意
『数学Ⅰ』『数学ⅠA』や理科・地歴公民などで選択した科目のマークを忘れないこと
⑤受験番号・名前・試験場コードをきちんと書いたか確認すること
なんとなく記入する癖をつけていると、本番で本当に書いたか疑心暗鬼になる人がいます。
前期入試の受験票が届くまで不安な中で二次試験の勉強なんて嫌ですよね。注意しましょう。

⑥教室の換気による寒暖差対策はしっかりと考えておこう
新型コロナウイルス感染症対策で換気が徹底されること、大きな階段教室だと上と下で結構な温度差が出来ることが予想されます。
複数枚の服を重ね着して、調整できるようにしておくことが実力を発揮する秘訣です。
高3の直前対策で多くの人が活用する 『予想問題集』 も目指すレベルによって
使い分けが存在します。友達や先輩、家族の意見も大事ですが自分にとって本当に必要な
対策のレベルを意識して無駄のない勉強を進めていきましょう。
共通テスト対策の総仕上げ。『予想問題パック』も各予備校から出版されています。
こちらも目指すレベルで使い分ける必要がありますので、自分に合ったものをしっかりと
活用して志望大学合格を目指しましょう。
休み時間の使い方
①絶対に友達との答え合わせはやめましょう
友達が全員『1』といっても多数決で答えが決まるわけではありません。
当然、あなたの『3』が正解の可能性もあります。が、その場では絶望を感じると思います。
だって、周り全員が同じということは、間違ってはいけない問題を間違ったと思い込んでもおかしくないからです。たかだか18歳でこの事実を割り切れると私は思いません。
だから、周りとの答えあわせはしないのがベターです。
新型コロナウイルス感染症対策で無駄な会話をすることは減ったのかもしれませんが、不安のあまりにSNSで答えや難易度を検索するのもやめましょう。
『その科目はもう終わった試験です』から、次に向かうためにエネルギーを使いましょう。
②次に備えて栄養補給
マスクを外すことはできませんが、ちょっとくらいお菓子を食べてもバレないはず。
試験場の中だと試験監督に注意されるかもしれませんので、気分転換をかねて外で食べましょう♪
オススメは 脳のエネルギー源:『ぶどう糖』です!
ぶどう糖の固まりをかじるのは飽きるので、ぶどう糖入りのチョコレートや、ラムネを効率よく摂取してベストパフォーマンスで次に臨みましょう!!

③トイレの位置は最初に何カ所かチェックしておきましょう
近くのトイレは列が長くなりがちです。
空いているところで効率よく済まして、自分のために時間を残しましょう。
共通テストが終わってからの注意点
共通テストの次の日は学校で『リサーチ』を出します。
河合塾と駿台は絶対に出すことになると思います。東進のリサーチは学校によっては採用していないところもあります。しかし、東進のHPから合否判定システム(東進版リサーチ)の登録は簡単にできます( ↓ 下にリンク貼っておきます↓)先輩や先生に確認して必要なら申し込んでおきましょう。
受験生の1.6人に1人が利用! 『共通テスト合否判定システム』
で、共通テストが終わった後の注意点ですが・・・
①リサーチの志望大学を予備校ごとに変えない
国公立大学で出願を検討している大学は、どの予備校でも同じものを書くようにしましょう。
じゃないと予備校間でどんな判断をしているか比較ができません。
いろいろな大学が気になっても、あとで河合塾のバンザイシステムなどでチェックできますので。
②すぐに二次試験、私立大学入試の勉強を始める
リサーチの結果が出ないと出願先は決まりませんし、平均点が発表されないと今回の共通テストの難易度はわかりません。
それなのに『失敗した』『うまくいった』と終わったことで盛り上がることほど無駄な時間はありません。失敗しても二次試験で逆転できるところにいるかもしれないし、うまくいっても志望大学では普通なのかもしれません。
何度も言いますが、それはリサーチがでてこないと分からないことです。
ならば、一番賢い時間の使い方は『共通テスト対策で落ちた力を取り戻すこと』です。
要は英語や国語の記述力、数学Ⅲ・理論化学の計算力などです。
もしくは併願する私立大学の過去問をどんどん解くことです。
【共通テストが終わっただけでまだ合否は出ていない】という事実に気付くべきです。
少し休んで・・・もいりません。共通テストを切り抜けた緊張感を保ったまま次に向かうことが肝心なのです。
だからこそ『 すぐに二次試験、私立大学入試の勉強を始める 』 ようにしてください。
烏合の衆と同じことをしてはいけません。


まとめ
今回まとめたことの1つ1つは、とても小さなことです。
でも、わが身に降りかかると結構大きな事故になる可能性もあることです。
自分に起こるかもと想定することで、自分の実力を出し切れる状況を作ることが大事です。
そもそも大学受験に奇跡を願う時点で負けてますし・・・
※奇跡で背伸びした大学に行っても幸せになるとは限りませんし・・・
奇跡ではなく、きちんと実力を出すことを意識して臨むことが大切です。
そのための準備としてこの記事が役に立てば幸いです。
皆さんが悔いのない受験をしてくれることを祈っております。
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