共通テスト2024:リサーチでC判定どう出願するか~変更か挑戦か~

教育(大学入試)
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リスニング・国語が易化したとはいえ、共通テストの出題傾向やレベル感はかなり安定したと
感じます(来年からまた新課程で怖いけど)
逆に共通テスト本番が自己ベストという受験生も多かったようで、国公立大学の出願先相談が
例年よりも早く舞い込んできています。とはいえ・・・

一番多いのは『C判定』で出願するべきですか?という質問です。

最後は親でも、学校の先生でも、塾・予備校の先生でもなく自分で決める必要があります。
が、ひとつの考え方を示しますので参考になれば幸いです。

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※蛍雪時代 1月号には【共通テスト自己採点後! 出願先をどう決める?】という特集が組まれています

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 共通テストの難易度はどうだったのか?

まだ平均点は中間集計しか出ていないので明言はできませんが、1日目の地歴は思考力を要する問題の出題が定着してきたことと、その対策が受験生の中で進んできたことが垣間見えます。
ただ、リーディングが6300語を超える文章量と300語ほど昨年よりも多くなったことは、
平均点を下げた要因とも言えます(300語ってセンター時代の長文1問ですもんね)
国語も古文が少し難しかっただけで、10点近く平均が上がったことも受験生にはプラスでした。

そして、2日目の数学が昨年と比較して大幅に易化したと感じましたが、平均点は微減。
数学強者とそれ以外で大きな差が付いたのかな?と思います。
理科は物理の力学や、化学の第4・5問あたりで差がついたでしょうか。
※今年は質量分析法!昨年の吸光度(ランベルト・ベールの法則)に続き攻めましたね。
第4問までをてきぱきとこなし、きちんと考える時間を回せればきちんと解答できたと思います※
 

このことから予想されることは・・・

①文系は昨年並みのボーダー。理系は3%程度は昨年のボーダーよりも上がるのではないかということ
理系有利で国語の易化と、数学ⅡBはある程度点数が取れていると思われます。
逆に文系は国語の易化分を数学で食いつぶしていると思われます。

上位は『イケイケ』、中間層は『浪人回避』の出願になるのではないかということ
おそらく旧帝大、国公立医学部を志望している受験生で大きくこけた人は少なかったと思います。
むしろ現役生は『自己ベスト』というケースも多かったと予想されます。
このことからも上位は『イケイケ』で志望大学へ出願する人が多いので二次勝負が予想されます。
逆に、地方国公立大学など共通テスト比率が高めの大学を志望する受験生は『浪人回避』の選択を
考える人が多く(新課程入試は避けたいよね)、より判定のいい大学への出願や昨年の倍率が低い
大学を選びがちです。多くの人が同じことを考えるということを忘れずに。

③国公立大学の医学部志望者は、共通テストでふるい落とされていない層に注意すべきということ
医学部志望者にとって共通テストは最初にして最大の関門ですが、国語も社会も大幅に難化しなかったこともあり差が付いていない状況だと予想されます。

 ■旧帝大 医学部 など最難関医学部
 まず共通テストでミスをしていないと思われます。90%を切ってしまった場合は要注意です。
 逆に共通テストで上手くいったから地元の旧帝大に変えるのは危険です。
 合格するであろう層は誰も脱落していませんから、まず二次力で負けます。

 ■神戸・大阪公立・千葉・横浜市立大 医学部 など 難関医学部
 共通テストでミスをしたと感じるなら、大人しく志望を下げましょう。
 この層も誰も脱落していないと思われますので、ちょっと共通テストで上手くいったからと
 喧嘩を売ってはいけません。
必ず返り討ちにあいます・・・。

 ■地方大学 医学部
 いつもより共通テストが上手くいった人は、そのアドバンテージを活かしましょう。
 この層を目指す人で共通テストを失敗した場合は、医学部に縁がなかった方です。
 なぜなら今回の共通テストのレベルで失敗するようでは二次試験で逆転することはそもそも
 難しいと理解するべき
だからです。自分の点数で確実に戦える大学への出願をオススメします。

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 バンザイシステムの判定を昨年と比較してみる

【国立大学 文系】
大阪大学 経済学部 経済・経営
2024年度共通テストリサーチ(300点満点)
A判定 249 B判定 243 C判定 237 D判定 231
※ボーダー得点 240


1年前 A判定 252 B判定 242 C判定 232 D判定 222
※ボーダー得点 237

神戸大学 経済学部 経済(総合)
2024年度共通テストリサーチ(400点満点)
A判定 320 B判定 309 C判定 299 D判定 288
※ボーダー得点 304


1年前 A判定 320 B判定 309 C判定 297 D判定 284
※ボーダー得点 304

文系は昨年から判定基準とボーダーは『ほぼ同じ』
今年の共通テストで国語と数学が易化したということは、英語・・・特に “リーディング” で
失点したというケースが多いのではないでしょうか。
つまり、英語の二次力にも疑問が付きまとうということです。文系は共通テストと二次試験の配分が
均等に近い大学が多いので C判定 の場合はワンランクダウン を検討しましょう。
とくに B判定上~A判定付近に志望者が集まっている場合は『C判定での出願をさけましょう』

【国立大学 理系】
京都大学 医学部 医学科
2024年度共通テストリサーチ(250点満点)
A判定 235 B判定 228 C判定 221 D判定 213
※ボーダー得点 22

1年前 A判定 233 B判定 226 C判定 219 D判定 210
※ボーダー得点 223

大阪大学 医学部 医学科
2024年度共通テストリサーチ(500点満点)
A判定 465 B判定 452 C判定 438 D判定 425
※ボーダー得点 438

1年前 A判定 460 B判定 447 C判定 432 D判定 415
※ボーダー得点 440

奈良県立医科大学 医学部 医学科(後期)
2024年度共通テストリサーチ(900点満点)
A判定 828 B判定 810 C判定 792 D判定 774
※ボーダー得点 801

1年前 A判定 819 B判定 801 C判定 783 D判定 765
※ボーダー得点 792

昨年から判定基準とボーダーは『3~5%程度のアップ』
理系最難関といわれる医学部医学科においては、全体的に昨対1~3%程度のアップとなっています。
得点別の人数分布を見ても昨年のような歪な形ではなく、きれいな分布になっています。
医学部に関しては上述していますから、そちらを参考にしてください。
医学部医学科以外の理系においては、おおむね 3~5%程度のアップとなっています。
理系は二次試験の比率が大きい大学や、科目間で差のある大学もたくさんあります。
それでも、今回の共通テストで C判定 だった人は逆転は難しいと思った方がいいです。
数学・理科がそこまで難しいわけでもないのに『C判定しか取れていない』とみるのが賢明で、
ワンランクダウン(共通テストの比重が大きく、B判定以上の判定がでる大学)もしくは、トレンドではない学科(理学部全般、応用化学系など)の選択を検討しましょう。

 C判定の場合はどう出願を考えるのか

【国公立大学 文系志望者の場合】
文系の科目は逆転しにくい科目ばかりなので、今までの模試や過去問の出来具合で合格最低点に届くと自信を持てるかどうかが出願の分かれ目になります。

例えば、大阪大学 経済学部 経済・経営 のC配点を考えると・・・
昨年の合格最低点は 435.07/600 だったので、440点を目標とします。

共通テストの結果がCラインの237点だった場合、上記の目標点数の 440点 から引いた
203点/300点 を二次試験では少なくとも得点する必要があります(概ね68%目標ですね)

もちろん二次試験も難易度の上下があるので、昨年の問題を解いてみた感触が大事です。

この得点を取れるイメージが出来ないなら志望大学を下げる判断をする。
希望的観測ではなく、一ヶ月でなんとかなるイメージが持てるかどうかが大事です。

【国公立大学 理系志願者の場合】
理系の場合も、全体的に3~5%程度アップしていますので、今年のCラインから3%下げた
点数を昨年の合格最低点から引いて、二次試験の目標を確認しましょう。

例えば、大阪大学 工学部 応用理工学科  を考えてみましょう。
昨年の合格最低点は 569.62/1000 なので 570点を目標とします。
今年の Cラインは 233/300 なので、昨年の Cラインをここから3%引いて概算します。
昨年の Cライン概算 227/300 となり、二次目標は 343/700(概ね5割)

この得点率を昨年の問題を解いて取れるイメージを持てるか。
これがCラインで出願するかどうかの判断になります。

理系の受験生は、二次試験の点数が大きくなる大学が多いので『二次で逆転』と考えがちです。
ですが、『C判定しか取れなかった』と今年は自分を断じるレベルであったことはもう一度
書かせていただきます。
加えて、この共通テストで自己ベストかつC判定であれば迷わずに志望校変更です。

 まとめ

わずか一ヶ月で夢のような学力の上昇はありません。

まだまだ伸びると思いますが、合格に必要な二次試験の点数を計算した時に、『どうやってこの点数を取るのか』が明確にならない場合は志望変更を検討すべきです。

例えば、数学であと10点、物理であと10点伸ばせば合格できる!というのは妄想です。

数学で頻出かつ失点率が高いベクトルを完答できるように訓練して10点上げる。
あと、学習の不十分な電磁気、とくに電磁誘導の問題を集中的に演習することと、熱力学が疎かになっているのでその演習。完答は出来なくても合計で8~10点は上げれる。

こういった志望大学の出題傾向と自分の現状を比較し、残りの時間を使って実現可能かどうかを
考えること
が大事です。

もちろん、それ以外の科目もキープもしくは微増が必要でしょうから、ターゲット科目ばかりに時間をかけていいわけでもありません。

最後は自分で決めるのです。

行きたい!チャレンジしたい!も大事ですが、その前に十分に勝ち筋があるか検討しましょう。
気合根性で合格できるほど、今の大学入試は甘くないのです。

この記事を読んでくれた人は、このまま出願するべきかを悩んでいる人だと思います。
悩む前に自己分析。具体的に頭を動かすこと大事。悩んでも何も解決しません。
戦えるかどうか、どう戦うかを検討して出願するかどうかの答えを出してください。

将来を決める選択だからこそ、悔いの残らないように。
検討を祈っています。

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